アイネ クライネ ナハト ムジーク

8月も残り数日になってきました。

夏が大好きな私。

今年も猛暑にめげず満喫しました。

この夏いちばん楽しかったできごと。

それは、バイオリンの伴奏をしたことです。

え?

夏とは関係ない?

あはは。

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曲はモーツァルトの『アイネ クライネ ナハト ムジーク』K.525です。

バイオリンの伸びやかな音色に合わせて弾く、トレモロの伴奏が美しくて、音楽の楽しさを堪能しました。

そして、とても勉強にもなりました。

ピアノの独奏曲は、当たり前のことですが、必ずメロディーを自分で弾きます。

ピアノは、その主旋律だけでなく、内声や伴奏に出てくる旋律も所々浮き立たせて弾くことが、とても大切なのです。

音楽に立体感を出すためには必須のテクニックです。

それが、ヴァイオリンの伴奏だと、より自然に意識ができるからです。

アンサンブルの経験は大切だなあ、とあらためて認識しました。

全楽章を何回か繰り返し、気がつけば外は薄暗くなっていました。

あっという間に楽しい時間は過ぎてしまいますね。

うちの教室にはバイオリンがあります。

このバイオリンは、生徒さんに見せるためだけの楽器で、たまーに私がギ〜ギ〜とキラキラ星を弾くだけ、というなんとも哀れなバイオリンです。

数年前、その哀愁漂うバイオリンを始めてきちんと弾いて下さったのが、この日いらした知人です。

今回はご自分の愛器をご持参くださいました。

次回のセッションをお約束して、この日はお開き。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

不思議な音の国

現在、未就学の生徒さんには、『不思議な音の国』という楽譜を使用しています。

『ロシア 奏法によるピアノ教本 はじめの一歩』は、未就学の小さな生徒さんには、読譜の指導が難しいのです。

楽譜を読みながら、現代奏法を学べる教材はないかしら・・・

と探していたところ、インターネットで『不思議な音の国』という楽譜の講習会があることを知りました。

早速講習会の参加申し込みをし、5月に、『不思議な音の国』の講習会に参加して来ました。

この教材は、現代奏法の基礎を学べるだけでなく、内容がとても面白いのです。

ミーター王という王様が住む国が『不思議な音の国』という設定の物語仕立てでピアノを学んでいきます。

保護者の方におすすめして早速レッスンに取り入れています。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

はじめの一歩⑤

インターネットの恩恵は本当に大きいです。

現代奏法の源流であるロシア 奏法のことも、簡単に情報を得られるようになりました。

『ロシア 奏法によるピアノ教本 はじめの一歩』もインターネットで知り、すぐに楽譜を購入しました。

子ども向けの教本ですが、まずは自分で毎日練習。

動画も参考にして、全3巻と別冊の曲集を全て弾き終えた時には、ロシア 奏法の感覚がわかってきました。

ロシア 奏法の恩恵は、「自分の音を好きになれること」。

言いかえると「自分が好きになれる音を出すことができること」です。

と言っても、本当に納得できる音が出せるようになるには、日々の努力が必要なのですが、その音を追い求める努力自体を楽しめるようになりました。

生徒さんにもこの楽しさを教えていきたいです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

はじめの一歩④

2015年に開催された第17回ショパン国際ピアノコンクールのライブ配信で、私はその音と出会いました。

それがこちらです。

アメリカ人のKate liu(ケイト・リュウ)さんのアンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22です。

脱力の見本のようなしなやかな腕と、美しい細い指から奏でられる、優しく透明感のある音。

細身の女性なのに、男性以上に響くフォルティシモ。

その音が紡ぐ音楽は神秘的ですらありました。

私は、ケイト・リュウさんの演奏を聞いて、自分のレッスンで足りないものがやっとわかりました。

レッスンで足りないと思っていた『感動』とは、

音自体の美しさ

だったのです。

2015年のショパンコンクール には日本人ピアニストがたくさん出場していました。

腕に体重をかけ強い打鍵で弾く日本人たち。

ライブ配信を聞いていて、私はケイト・リュウさんとのあまりの違いに唖然としました。

ケイト・リュウさんの奏法は現代奏法というもので、世界では標準であり、日本人だけ大変遅れていることに気が付いたのでした。

私自身、まずは奏法を見直さないといけない。

そして、生徒さんたちにも美しい音の出し方を教えるのだ、と決意しました。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

はじめの一歩③

指導者になってから、様々なテキストを購入し、自分なりに研究してきました。

バッハのメヌエットが弾ける頃になると、音楽的な指導がぐっと楽になるのですが、そこまで至るまでが長年の悩みでした。

導入期の生徒さんには、バイエル、バスティン、ラーニングトゥプレイ、グローバー、バーナム、トンプソン、アルフレッド、などなどを試行錯誤しながら取り入れてきました。

他に、ミクロコスモス、ルンツェ、クルタークといった、あまり日本では使われない教材にもチャレンジしてみたこともあります。

強弱、速度、スラー、スタッカートに留意し、楽しい、嬉しい、悲しい、寂しいなど、曲によって感情表現もアドバイスしてきました。

気軽に楽しめるよう童謡も教材にして、ただ簡単に弾けるだけでなく歌詞から連想して音楽を表現できるように工夫しながら教えてきました。

でも・・・

いつも何か足りない。

決定的に不足しているものがある。

もっと、根本から足りないものがあるのではないか?

このような考えが常に頭にありました。

その足りないものとは『感動』です。

私の生徒さんたちは、皆さんとても素直で、先生のアドバイスを真剣に聞いて、自分でも考えて一生懸命ピアノを弾きます。

しかし、楽しそうではあるけれども、どこか心からの満足感を与えられないでいる様子でした。

もっと、子どもの目を輝かせるような、心に響くピアノを教えたい。

そう願っていても、なかなか伝えられないもどかしさを長年抱えていました。

どうやったら心を潤す『感動』的な演奏を教えられるのだろう・・・。

足りないものを探し求めて、新しいテキストが出版されると購入し、インターネットでも情報を収集していました。

そして、とうとう私が教えたいピアノはこういう音なのだという出会いがありました。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

はじめの一歩②

『ロシア 奏法によるピアノ教本 はじめの一歩』(音楽之友社)は、ソを3の指(中指)で弾く、という曲から始まります。

中指は一番長い指です。

その指を使うことは、とても合理的な導入だと感心しました。

3の指の指先に腕全体の重さをかけながら、上から滑らかに下ろし、鍵盤を弾きます。

そう、まるでホロヴィッツが弾くようにするのです。

鍵盤から音を引き出すかのように、手首を柔らかくして、鍵盤から手を離します。

この一音が基本になってきます。

丁寧に一つの音を弾くようにすると、自然と自分の弾く音を集中して聞くようになっていき、更に音楽的な演奏を可能にしていきます。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

はじめの一歩

現在、ピアノ教室スピカでは、『ロシア 奏法によるピアノ教本 はじめの一歩』(音楽之友社)をレッスンで使用しています。

一つひとつの音を美しく弾くための教本です。

使い始めて約2年ですが、とても手応えを感じています。

生徒さんたちの、弾き方、音に対する感じ方、が確実に変わってきています。

この教本の案内の動画があります。

私は、この動画を初めて見たとき、小さな生徒さんの演奏に目が釘ずけになりました。

シンプルな曲なのですが、とても情緒豊かに、だけれども自然に弾いています。

私もこんな風に弾いて見たい。

まずは、動画を参考に自分で弾いてみて、大変芸術的な内容を含んだ教本と実感しました。

曲もいいのですが、時々添えられている詩がまたステキなのです。

生徒さんにも好評で、いつもレッスンでしみじみと楽しんでいます。

「ロシア 奏法を教える教室です。」などとはとても名乗れませんが、よりレッスンで活用できるように、研究を深めていきます。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

美音

『美音』

これ無くして、現代のピアノ演奏は成り立たない。

と私は切に感じています。

『美しい音』を追い求めて、私は日々ピアノを弾いています。

そうしないと、ミス無く弾けるようになったとしても、全く満足できないからです。

ゴツゴツとした退屈な音の連続が私には耐えられません。

ただただ楽譜を目で追い弾くだけの行為は苦痛でしかありません。

それは、小さいお子さまでも同じことだと思います。

いいえ、素直な子どもだからこそ、退屈極まりない音には見向きもしません。

心が動く、感動を呼ぶ音を出してほしい。

いつでも、生徒さん自身、自分の出す音に満足ができるレッスンがしたい。

ずっと願ってきたことなのですが、なかなか手がかりを得ることができませんでした。

でも、ようやく道が見えてきました。

今、その指導法を整理しているところです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

第16回チャイコフスキー国際コンクール

65506320_2799640803403092_2383651817864036352_n今年は、4年に一回開催されるチャイコフスキー国際コンクールがありました。

もちろん見ましたとも。

寝不足でふらふらになりながらも、見ずにはいられない若きピアニストたちの熱演!

そして、やりました。

藤田真央さんが見事第二位に輝きました。

藤田真央さんの演奏する、ショパンのピアノソナタ第3番ロ短調作品58。

第2楽章と第3楽章の美しさに、涙が溢れました。

なんて、ロマンチックな演奏でしょう。

ピアニストなら誰でも表現したいと思う、限りなく繊細なメロディー。

心に鳴り響く音を表現したくても、ショパンの曲はなかなかそれを許してはくれません。

それを可能にした藤田さんの音楽性とテクニックにただただ魅了されました。

とうとう日本からも世界標準レベルのピアニストが誕生しました。

(画像はチャイコフスキー国際コンクール公式facebookよりお借りしました。)

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

令和

今日から元号が『令和』になりました。

・・・と言っても、私自身は特に変わったことはなく、今日は洞峰公園へお散歩。

グランドにはネモフィラが綺麗に咲いていました。

新しい時代も、平和で穏やで幸せな時代が続きますように。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】