月別アーカイブ: 2018年1月

手作り楽器

初めてピアノを習う、小さいお子さまのための特別レッスン『プレピアノ』

レッスンの中で、手作り楽器を使っています。

ちっちゃいたいこですが、「ぽこ♪ぽこ♪」とちゃんと音がします。

鈴も、かわいく「りんりん♪ しゃらら〜♪」ときれいな音です。

身近にある道具で作った素朴な楽器ですが、純粋なお子さまのお耳に、優しく温かみのある音を届けたいのです。

好奇心いっぱいの小さい生徒さんたち、興味津々で鳴らしてくれます。

難しいことをするのではなく、こうすればこんな音、こうやったらこんな音、そんな体験がお子さまの感性を育んでくれます。

どんな楽器でも、丁寧に心を込めて扱うと、心地よい音がでる。

自分の出す音がきれいだな、気持ちいいな、楽しいな、そう感じてくれたなら、将来の豊かな音楽体験に結びついていくと思っています。

*レッスンで使った手作り楽器は、生徒さんへプレゼントしています。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

おんぷ

楽譜が読めないから、ピアノが弾けない・・・

うちの子、楽譜が読めないんです・・・

そんなお言葉をときどき耳にします。

私自身、いつから楽譜が読めるようになったのか?

記憶がはっきりしないのですが、幼稚園児だった頃は母がソルフェージュ(楽譜をドレミで歌うこと)をしきりに練習させていたので、多分あまりできなかったのだと思います。(苦笑)

だけれども、いつの間にか何の苦もなく楽譜を読むようになっていました。

これまでピアノを教えて、ちょっとしたピッチの狂いを言い当てる耳の良さを持つ生徒さん、驚異的な記憶力で長い曲でもすぐに暗譜してしまう生徒さん、単純な四分の四拍子の曲を16ビートでカウントする生徒さん、などなど、天才的な能力を目にすることがたびたびありました。

でも、『読譜』に関しては、どの生徒さんも初めからわかるわけではありません。

地道に、

コツコツ、

読んだり、

書いたり、

歌ったり、

弾いたり、

その繰り返しが大切です。

そうしているうちに、楽譜はしっかりと読めるようになります。

写真は、私が大好きな「ぷっぷる」のおんぷノートです。

未就学の生徒さんには、このノートを使っていただいて、おんぷの読み方の下準備です。

ぷっぷる、ちいさな生徒さんのおんぷのお勉強、応援してね。

*ピアノ教室スピカのレッスンは、会費に教材費が含まれています。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

開運詣

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日曜日、早稲田にある『穴八幡宮』と言う神社に行ってきました。

開運のご利益がある神社として有名だそうです。

日頃、平和にピアノのレッスンができることに感謝しつつ、今年も生徒のみなさまと一緒に、ピアノが上手になるよう精進しますと、お参りしてきました。

その後は、早稲田通りを神楽坂まで散策。

こんな風情のある小道もありました。

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途中、和菓子を買ったり、ドイツパンを買ったり。

ピアノの楽譜でもおなじみの出版社『音楽の友社』の前も通りました。

こちらのホール、音響がとても良くて、昔は何度か通ったものです。

その後、外堀沿いを歩き、ホテルでお茶を頂いて帰宅しました。

たった半日のお出かけでしたが、小さな旅行気分を味わうことができました。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

雪景色

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昨日は関東地方は大雪。

つくばも積もりました。

一夜明けて、今朝は快晴!

窓を開けると真っ白な世界が広がっていました。

画像は近所の田んぼの雪景色です。

きれい〜〜〜。

しばし美しい銀世界を楽しみました。

しかし、現実は厳しい・・・。

私の自宅兼ピアノ教室の入り口の道路にも雪がたっぷりです。

日当りの悪い所は道路が凍結してしまうので、雪かきです。

夜になっても自転車や徒歩で来られる生徒さんも多いですし、自分も滑って骨折なんていやなので、がんばりました。

腕と腰がいたいよお・・・。

雪国の方って大変ね・・・。

などと考えながら、小1時間、何とか雪を道の端に寄せました。

こんな日にもレッスンに通って下さる生徒さんたち、今日も楽しくピアノを弾きましょうね。

シャルル・リシャール=アムラン ピアノ・リサイタル

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昨日は、ヤマハホールにて、シャルル・リシャール=アムランさんのピアノリサイタルを聞いてきました。

アムランさんは、カナダ出身、2015年のショパン国際ピアノコンクールで第2位の若手ピアニストです。

曲目は

W.A.モーツァルト/幻想曲 ニ短調 K.397
F.ショパン/即興曲 第1番 変イ長調 Op.29
/即興曲 第2番 嬰へ長調 Op.36
/即興曲 第3番 変ト長調 Op.51
/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
A.ババジャニアン/エレジー(アラム・ハチャトゥリャンの想い出)
/前奏曲 – ヴァガルシャパト舞曲
/即興曲 「エクスプロンプト」
/カプリッチョ
R.シューマン/アラベスク ハ長調 Op.18
/ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 Op.11

私が思うアムランさんの最大の美点は、『歌心』です。

音自体が美しいこともありますが、不自然なルバートや大げさな動きは無いのに、滑らかなメロディーであったり、しゃれた軽快なパッセージだったり、繊細でありながら雄弁なのです。

最初の憂いを帯びたモーツァルトから惹き込まれました。

ショパンの即興曲も完璧。ただし、今回のプログラムの中では、曲自体が表面的な様な気がしました。

ババジャニアンは、民族的で素朴な音楽が心にしみました。

そして後半のシューマンのアラベスク。

最後のコーダがあまりに優しくて、不覚にも涙が。。。

続くソナタも、とても溌剌としていて、それでいてロマンティックで、シューマンの苦悩と音楽に向かう決意の様な勇敢さを感じて、何度も涙がにじんでしまいました。

本当に素晴らしい演奏でした。

画像はホールに向かう途中の銀座の街並みです。

美しい都会の夕暮れ。

幸せな一夜でした。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】