月別アーカイブ: 2019年9月

ピアノの森 第24話『世界一のピアニスト』

ピアノの森、第24話『世界一のピアニスト』の感想です。

とうとう最終回。

見る前から寂しい気持ちになってきました。

いよいよ最終結果が発表されます。

カイたち出場者もロビーでその時を待ちます。

階段から審査員が降りてきて、入賞を逃した出場者の健闘をたたえ、次にポロネーズ賞・マズルカ賞・ソナタ賞・コンチェルト賞を発表します。

ポロネーズ賞はパン・ウエイ。

カイは、残りのマズルカ賞・ソナタ賞・コンチェルト賞全てを貰います!

そして、

第6位、第5位、第4位・・・と発表され、

第3位はポーランドのレフ・シマノフスキー。

第2位は中国のパン・ウェイ。

そして!

第1位は一ノ瀬海!!!

顔を覆って泣くカイ。

私の目も涙でいっぱいです。泣。

・・・ああ、いつかカイのように日本からもショパンコンクールの優勝者が出るのでしょうか?

私は原作を読んでいないので、話はこれで終わりだと思っていました。

ところが、物語は意外な方向へ。

カイには、ショパンコンクール で優勝し世界的な名医に阿字野先生の手を治してもらいたい、という密かな目的がありました。

そう、これは再起不能と言われたピアニスト阿字野壮介の再生の物語でもあったのです。

世界最高峰のショパンコンクール 。

でも、これはピアニストとしてのスタートにしか過ぎません。

阿字野先生のように事故に遭うことだってあるのです。

どのような形でピアノを音楽を続けて行くのか。

それはきっと、コンクール以上に苦難に満ちた道に違いありません。

その困難な道を歩むには、たくさんの人の助けがなければできることでは無いのです。

カイと阿字野壮介、二人の愛情の深さ、これこそ人に感動を与えるピアニストの源なのですね。

【 つくば市 ピアノ教室 スピカ】

チョ・ソンジン ピアノ・リサイタル

チョ・ソンジンさんのピアノリサイタルに行ってきました。

2019年9月24日(火)19時開演

サントリーホール

プログラム

モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K. 397

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K. 281

シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 D760

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ベルク:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op. 1

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S. 178

チョ・ソンジンさんは韓国人のピアニストです。

1996年生まれの25才。

2015年ショパン国際コンクールの優勝者です。

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(ジャパンアーツさんからお借りしました)

この日はベルクのピアノソナタをとても楽しみにしていました。

以前動画で見たソンジンさんの音がとても美しくて、世紀末〜20世紀初頭のウィーンの耽美的な雰囲気がとても感じられたのです。

繊細でロマンティックな音を想像していたのですが、実際は全然違いました。

美しく硬質で大変男性的な響きでした。

静かに終わったベルクのソナタの後、そのままリストのソナタへ。

同じロ短調、と言ってもベルクは無調に近いのですが、同調の曲をつなげるという最高の演出です。

ソンジンさんのテクニックの高さはもう誰もが認めるところです。

全く隙のない演奏に私も惹き込まれ、第2部では自然と涙を流していました。

ざっと数えただけでも一年間に50公演はこなしているソンジンさん。

生活の全てを音楽に捧げていることでしょう。

ある若いピアニストが言いました。

「ピアニストは誰もが腕の痛みを抱えています。みんな見せないだけです。」

藤田真央さんからも、長時間の練習による腕の怪我を危惧する発言、を耳にしたことがあります。

度々、腕にサポーターをしているソンジンさん。

きっとこれだけの技術を保つために、多忙な毎日の中でも研鑽を積んでいるに違いありません。

ショパンコンクール優勝から4年、正真正銘プロフェッショナルの芸術家に成長されています。

ソンジンさんのモーツァルトを聞きながら、ああ彼も自分の理想の音楽を追い求めているのだと、胸が熱くなる演奏会でした。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ある意味『神』

うちの教室で一番のファッショニスタ・Mちゃん。

「先生、私今日はすごくヘンなTシャツを着ているんです。」

そう言って、上着を脱いでくれました。

じゃじゃーん。

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私「何これ〜〜〜。」大爆笑!!!

普段は髪型から靴下まで可愛くキメてるいつものMちゃんとのギャップがありすぎて、笑いが止まりませんでした。

大きな『神』の下にある GOKIGEN-FACTORY (ごきげん ファクトリー)にも笑わせてもらいました。

部活の時に、おもしろTシャツを着るのが流行っているそう。

このしなやかな若い感性。

大好きです。

Mちゃんは、ピアノも急成長中。

ちょっとしたアドバイスを、砂に水が染み込むように取り入れて、実践してくれます。

今弾いている曲を、最高の響きで完成できるよう、一緒にがんばりたいと思います。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

リスト

現在、Hちゃんがリストの『ラ・カンパネラ』を練習中です。

跳躍につぐ跳躍がこの曲の演奏を難しくしていますが、Hちゃんはそれはそれは耳が良いので、音と鍵盤の位置を耳でしっかりととらえています。

完成が楽しみです。

リストは現代奏法のピアニズムを身につけるためには、絶対に避けて通れない作曲家だと、私は考えています。

なぜなら、リストが現代のピアニズムの源流だからです。

華やかな超絶技巧から織り出される、流れるような美しい音楽。

ピアノを歌わせるために必要なテクニックがぎっしりと詰まっています。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノの森 第23話『ヒーロー』

ピアノの森、第23話『ヒーロー』の感想です。

以前の放送時、23話・24話を逃していたのです。

クライマックスの回を逃すなんて、とほほ・・・。

再放送で無事に見ることができ、半年ぶりの感想です。

カイは自分のピアノ協奏曲第1番を世界中に届けることができました。

涙を浮かべる阿字野先生。

最後の奏者はポーランド人のレフ・シマノフスキです。

レフは、交通事故のために意識の無いお姉さんエミリアのために演奏します。

エミリアが好きだった第2楽章を弾きながら、エミリアを想い涙が止まらないレフ・・・。

・・・ショパンのピアノ協奏曲はどうしてこんなに涙を誘うのでしょう。

優しさ溢れるこの曲の向こう側には、たくさんの涙があるからでは無いでしょうか。

悲しい涙を流したことがある人だけが、本当の優しさを知っているのだと思います。

きっと、ショパンもカイやレフのように優しい家族に愛され、溢れ出るたくさんの想いがこのピアノ協奏曲になったのでしょう。

全ての演奏が終わり、いよいよ結果が発表されます。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

おじいちゃん

今日いらした高校生の生徒さんからとても良いお話を聞きました。

Kちゃんのおじいさまは目がお悪いそうです。

そのおじいさまの家に、Kちゃんは頻繁に会いに行っているそうです。

おじいさまは、Kちゃんのお顔を見ると、「焼けたねえ。」と毎回おっしゃるそうです。

Kちゃんは運動部で大活躍中ですので、太陽はお友だちなのです。

私「おじいちゃん、しっかり見えているわね。良かった!」

Kちゃん「顔が焼けていて歯が白いからコントラストがはっきりしているみたいです。」笑顔。

なんて優しい女の子でしょう。

Kちゃんのおじいさまに対する温かい気持ちにじーんとしました。

Kちゃんは現在ショパンの「雨だれの前奏曲」を練習中。

運動神経抜群で明るく優しいKちゃんですが、ピアノの音は大変繊細です。

きっときれいな「雨だれの前奏曲」になると思いますので、完成したらぜひ録音しておじいさまに聞いていただきたいです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノが好き、レッスンが大好き

8月最終週から県立高校はテストが始まり、

昨日からつくば市の公立小中学校は授業が始まりました。

生徒さん、それぞれ夏の太陽エネルギーを存分に吸収したようです。

何だか、背も伸びて大人っぽく感じます。

そして、ピアノも進化している!

生徒さんの奏でる音。

みんなそれぞれ良い点あります。

元気一杯の音の子。

繊細で優しい音を出す子。

ウキウキと楽しげな音を出す子。

たった一つの音の中に、その子らしさがぎゅっと詰まっています。

私がピアノを好きな理由の一つが、目で見えない人の内面を感じることができるからです。

その内面というのは、本当に深くて美しいものなのです。

生徒さんの美しい音楽(内面)を聞かせてもらえて本当に幸せ。

あらためて思う、9月最初のレッスンでした。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】