月別アーカイブ: 2019年10月

ペダル

先日の第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者コンサート、三人のピアニストの奏法を間近に見ることができました。

ペダルにも注目。

今田篤さんは、とても繊細なペダリングで、16分音符のメロディーに合わせて細かく踏む場面に目を見張りました。

それとは反対に、イ・ヒョクさんと牛田智大さんは、ペダルの踏み変えが少ないのです。

一つの和声音のフレーズはもちろんのこと、高音域にいたっては、かなり長いフレーズでもずっと踏んだまま。

だけれど、全然音に濁りがないのです。

ロシア奏法の正確な打鍵で弾いているので、ペダルを踏んでいても雑音が入らないのでしょう。

華やかで艶のある音で紡がれる流暢なメロディーたち。

トップピアニストのように難曲を弾くのは無理かもしれませんが、自分の弾ける曲で構わないから、美しい音を目指して行きたい。

そして、生徒さんにも自分だけの美しい音を奏でてもらいたいです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者コンサート|牛田智大

第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者コンサート

2019年10月24日(木)19時開演

ヤマハホール

プログラム

今田篤
ラフマニノフ/前奏曲、ガヴォット、ジーク(J.S.バッハの「ヴァイオリン・パルティータ」ホ長調から)
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第32番 Op.111 ハ短調

イ・ヒョク
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 Op.57 ヘ短調
カプースチン/ピアノ・ソナタ第2番 Op.54

牛田智大
チャイコフスキー/「6つの小品」op.19 より 第4曲「ノクターン」
チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より「冬の樅の森」(プレトニョフ編)
リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調

出演されたのは、以上の3名の入賞者の方々です。

三人目の出演者は牛田智大さんです。

一曲目のノクターン、悲しげな主旋律だけでなく、ちょっとした間にさりげなく出てくるメロディーも大切にされていて、味わい深い演奏です。

バレエの幻想的な雰囲気そのままのくるみ割り人形から、静かに、だけれど緊張感を持ってリストのソナタが始まりました。

その迫力たるや!

ここまでピアノを鳴らすことができるピアニストは、日本には牛田さんしかいないと思います。

美音というと、繊細なピアニッシモを指すことが多く、弱い音ほどきれいに弾くことが難しいと言われています。

でも、私はフォルテの美しさに、ピアニストの実力を感じることが多いです。

牛田さんのフォルティッシモは、芯を捉えた破たんの無い響です。

この正確な打鍵を駆使しての超絶技巧に、今宵も全身がしびれました。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者コンサート|イ・ヒョク

第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者コンサート

2019年10月24日(木)19時開演

ヤマハホール

プログラム

今田篤
ラフマニノフ/前奏曲、ガヴォット、ジーク(J.S.バッハの「ヴァイオリン・パルティータ」ホ長調から)
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第32番 Op.111 ハ短調

イ・ヒョク
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 Op.57 ヘ短調
カプースチン/ピアノ・ソナタ第2番 Op.54

牛田智大
チャイコフスキー/「6つの小品」op.19 より 第4曲「ノクターン」
チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より「冬の樅の森」(プレトニョフ編)
リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調

出演されたのは、以上の3名の入賞者の方々です。

二人目の出演者はイ・ヒョクさん。

19才の韓国人ピアニストです。

現在モスクワ音楽院に留学中だそうです。

ロシア奏法に興味のある私は、初めて聞くヒョクさんの音に興味津々です。

一曲目の熱情、華麗な音が独特の雰囲気を出します。

激しすぎず、どちらかというと端正だけれども、何とも言えない華のある演奏でした。

二曲目、カプースチンのソナタでヒョクさんの能力と魅力が全開されました。

スラリとしたヒョクさんの外見のように、演奏も大変伸び伸びと生きています。

生命力にあふれたカンディンスキーの絵画のよう。

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私は絵画鑑賞もとても好きなのですが、ヒョクさんの持つ芸術的なセンスに魅了されました。

ヒョクさんは、11月に開催される『ロン=ティボー国際コンクール』に出場の予定です。

時間が許す限り、配信を見ながら応援したいと思います。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者コンサート|今田篤

第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者コンサートに行ってきました。

2019年10月24日(木)19時開演

ヤマハホール

プログラム

今田篤
ラフマニノフ/前奏曲、ガヴォット、ジーク(J.S.バッハの「ヴァイオリン・パルティータ」ホ長調から)
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第32番 Op.111 ハ短調

イ・ヒョク
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 Op.57 ヘ短調
カプースチン/ピアノ・ソナタ第2番 Op.54

牛田智大
チャイコフスキー/「6つの小品」op.19 より 第4曲「ノクターン」
チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より「冬の樅の森」(プレトニョフ編)
リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調

出演されたのは、以上の3名の入賞者の方々です。

今田篤さんは、第10回浜松国際ピアノコンクールで第4位でしたが、他にも国内・海外のコンクールで多数の入賞歴がある実力者です。

今回、初めて生演奏を聞きました。

ラフマニノフ編曲のバッハ、対位法は厳格に守られていますが、随所にラフマニノフらしい華麗なアレンジがされている曲です。

今田さんの演奏も、華やかな音色に彩られ、とてもステキな演奏でした。

ベートーヴェンの32番ソナタ、私はこの曲を聞くと、いつも胸が締め付けられるようになります。

このソナタは一番最後に作曲されたものです。

晩年のベートーヴェンは完全に聴覚を失ってしまいます。

その絶望的な状態で、どうやってこんなに素晴らしい曲を生み出したのでしょうか。

音楽に対する情熱を手放さなかったベートーヴェンは正に『楽聖』です。

現在、ドイツ・ライプツィヒに留学中の今田さん、ベートーヴェンのソナタは相当深く勉強されているに違いありません。

全ての音を把握し、理解した、完成された演奏でした。

私の大好きな第2楽章の浮遊感を堪能させてもらいました。

・・・ところで、今田さんはとてもおしゃれで、女性のパンプスのようなドレスシューズを上品に履きこなしていて、ステージマナーもシックでエレガントでした。

ヨーロッパで身のこなしも学んでいらっしゃるのですね。

これからのご活躍が楽しみです。

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画像は、銀座ウエストに置かれていたベートーヴェンです。

この日、たまたま座った席の近くにありました。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

合唱祭

先日、生徒さんの学校の合唱祭を聞いてきました。

ノバホールで合唱祭、つくば市の公立中学校は良い行事がありますね。

各クラス、課題曲と自由曲を歌います。

指揮と伴奏も生徒の皆さんです。

真剣な表情と伸びやかな歌声。

どのクラスも良く練習されていて、目がウルウルとしてしまいました。

私の生徒さんも、とても神経の行き届いた指揮をしていました。

伴奏を担当した私の生徒さん、大変緊張していたことでしょう。

でも、誠心誠意、歌声のためにピアノを弾いていました。

大きな舞台での演奏は、きっと全ての生徒さんの胸に深く残る、楽しく美しい思い出になったことでしょう。

私の秋の一日も彩ってくれました。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

映画『蜜蜂と遠雷』

昨夜、レッスンが終わり、バッグを掴むと車でびゅ〜んと行きました。

映画『蜜蜂と遠雷』を見に映画館へ。

月曜日のレイトショーに行く人間なんて、茨城にはいないのですね。

映画館には数人しか人がいませんでした。

蜜蜂と遠雷の広いシアターには、友人たちと私のみ。

のびのびと楽しんできました。

私のお目当は、何と言ってもコンクールの演奏シーンです。

演奏を担当したピアニストは、

河村尚子さん

福間洸太郎さん

藤田真央さん

金子三勇士さん

という、豪華な顔ぶれです。

藤田真央さんの演奏するバルトークのピアノ協奏曲第3番の力強くも美しい音!

まだ、藤田さんのコンサートには行ったことがないので、機会があったら必ず行ってみたいと思います。

そして、映画の感想は・・・

月明かりの中のセッションや、海辺で遠雷を聞くシーンなど、美しい描写に魅了されました。

しかしながら、明石が亜夜に「やっぱりピアノが好きなんだ。」と独白するシーン。

ここは、言葉ではなく、演奏でこの心情を表現して欲しかったです。

小説では、ピアノと音楽からどうしても離れられない苦しみ、同時にピアノと音楽から得られる至福感、に全身浸る出場者たちの様子が、ありありと描かれています。

惹きつけて止まないピアノと音楽が持つ強烈な力というものを、映画の中でも感じたかったです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

とうきょうスカイツリー

先月のことなのですが、とうきょうスカイツリーに行ってきました。

この日は、なぜか人が少なく、ゆっくりと空中散歩をすることができました。

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隅田川の向こうの大きな雲から雨が降っている様子が見えました。

雨上がりだからでしょうか、空気がとっても澄んでいて、地上とは空の色が違います。

透明感ある景色に大感激の一日でした。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

迷い

「良いところなんて全然無い。」と、レッスン中にポツリと呟くAちゃん。

一週間で、かなりのレベルまで練習してきたのに、自分の演奏に納得がいかないようです。

彼女の美意識は相当なものです。

曖昧な響きの音を一切受け付けません。

どんな音で弾いたら良いのか・・・。

こんな迷いが出てきたことを、私はすごい成長だと思っています。

きっと、自分の中にこんな風に弾きたいという、ぼんやりとしたイメージができてきたのだと思います。

それをどうやって指導者が引き出してあげるか。

私も気を引き締めて、次のレッスンに臨みたいと思います。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】