ピアノの基礎は、正確な打鍵のノンレガート、と今は考えています。
しっかりとした指先としなやかな腕で弾く美しい一音。
ここを大切にレッスンをしています。
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私自身は、子どもの頃バイエル・メトドローズからツェルニー・ハノンでテクニックを学んできました。
ツェルニーまでは練習量で乗り越えることができたのですが、ショパンのエチュードで壁にぶつかります。
現代奏法を知らなかったので、全く弾けない曲があったのです。
例えば、作品25−5です。
この曲は、左は10度音程のアルペジオ、右手は倚音からの和音になっており、ツェルニーを弾くように一音ずつしっかりと打鍵してしまっていては全く音楽にならないのです。
ショパンのエチュードから私の奏法の模索は始まり、現代奏法を知ることになったのですが・・・。
小さい頃から現代奏法を知っていれば、ストイックにツェルニーを弾きまくったり、ハノンに長時間の練習を割かなくてもすんだと思います。
本当に基礎は大切だと自分の経験からも感じています。