月別アーカイブ: 2021年12月

一年ありがとう存じました

今日は大晦日です。

レッスンにお越しいただいた生徒の皆様、ご送迎やご自宅での練習にご協力いただいたご家族の皆様、この一年ありがとう存じました。

来年もより良いレッスンをご提供できるように研鑽していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

恥ずかしいのでちっちゃくしました。

今日はお節料理づくりに励みました。

簡単な作り方のものばかりですが、かまぼこ以外は手作りです。

我が家は伊達巻が苦手で、海老入りの玉子焼きが定番です。

・・・でも、巻き方が甘かった・・・部分的に丸というより三角になっています・・・涙・・・

栗きんとんと黒豆が多過ぎました。汗。

きんぴらごぼうやなますや酢ばすや昆布巻きが入らなくなったので、お皿に別盛りにします。

反省点ばかりですが何とか重箱に詰め、元旦の準備はばっちりです。

今年は自分のために遠隔地の先生のオンラインレッスンを受けたり、イリーナ先生のセミナーを視聴できたり、インターネット上ではありますが新しい一歩を踏み出すことができました。

来年は、ぜひ対面レッスンを受けたいと思っています。

イリーナ先生の来日も待ち望んでいます。

一年を振り返ってみて、なぜか心に残っているのが、この本を読んだことです。

ミヒャエル・エンデの『モモ』と『はてしない物語』

初めて『モモ』を読んだのは小学生の時。

一瞬でこの物語の虜になり、深いところで影響を受けました。

今年の前半はシューマンの子どもの情景を練習していたのですが、その時ふと頭に思い浮かんだのが、この2冊でした。

以前持っていたハードカバーの本は譲ってしまいましたので、新たに文庫本を購入。

眠る前の読書タイムに読んでみたら、またしても物語の中に引き込まれてしまいました。

美しい目のモモ、勇敢なアトレーユ、幸いの白い龍フッフール、色の砂漠ゴアプを疾走する獅子グラオーグラマーン。

魅力的な登場人物や想像上の動物が生き生きと躍動し、描かれている景色は色彩と生命に満ち溢れています。

そして、この物語を貫いているのが『愛』です。

大切な人のために寄り添い、時に勇敢に困難に立ち向かい、究極の場面では自分の全てを差し出す。

そんな登場人物(動物)たちの生き方に胸を打たれました。

この年齢になってもまだまだ未熟な自分。

少しでも思いやりと勇気を持った人間になりたいです。

それでは、皆さまも良い新年をお迎え下さい。

クリスマス

先日、◯ーアスつくばに買い物に行った時のクリスマスツリーです。

買い物の合間にティータイム。

初めてゴンチャを飲みました。

ホットの阿里山ウーロンティーを選びました。

私は台湾茶も大好きなのですが、香りも旨味も十分で噂通りの美味しさでした。

いただいたシュトーレン。

美味しい!

紅茶と最高に合います!

一年で一番夜が長くなるこの時期、優しい灯と甘いお菓子と温かいお茶が心を満たしてくれます。

そして、明るく優しいメロディーのクリスマスソングたち。

私はクリスチャンではありませんが、寒いこの季節に幸せを感じさせてくれるクリスマスに、毎年感謝しています。

ベルガマスク組曲

今日もやってしまいました。

アイロンがけ。

今、ドビュッシーのベルガマスク組曲を練習しています。

ベルガマスク組曲は、

1、プレリュード

2、メヌエット

3、月の光

4、パスピエ

の4曲で構成されています。

私はこの組曲に、古典的・フランス的なものへの憧憬や尊敬を通してドビュッシーが作った新しさを感じます。

メヌエットを仕上げるのが年内の目標なのですが・・・。

メヌエットはフランスの宮廷舞曲。

ベルガマスク組曲のメヌエットをクラヴサン(チェンバロ・ハープシコードのフランス名)のように軽やかに、

でもベルベットの宮廷装束を身に纏って上品なステップを踏みながらもどこか重々しい感じ、

フランス式のファゴットの豊かな響き、

輝かしいトランペットのファンファーレ、

ロマン派の残り香のようなロマンチックな甘いメロディー、

たくさんのイメージが頭に浮かぶのですが、なかなかイメージ通りに弾くことはできません。

今日も朝から家事に励み早目に済ませてピアノに向かったのですが、練習に煮詰まり、アイロンに手が伸びました。

そんな日曜日、今日は寝巻きにまでアイロンをかけてしまいましたので、気持ちよく眠ることはできるでしょう。苦笑。

アイロン

日々の雑事に追われて、頭がいっぱいになった時。

私がしたくなるのが「アイロンがけ」です。

無心になれる上、シワシワのシャツが真っすぐになると、とても気持ちが良いものです。

皆さんは、ニットにアイロンをかけますか?

最近はお家で洗えるウール製品が増えました。

私は、洗ったニットにアイロンをかけます。

ニットにはスチームアイロンが一般的だと思うのですが、私はアイロンがけした方が断然綺麗に仕上がると思っています。

・・・初めてアイロンをかけるときは、毛が寝てしまったり、テカったり、縮んでしまう場合があるかもしれませんので、必ず洗濯表示を確認して、裾や袖など狭い範囲で試しています。

ウール100%の製品だと、シワが綺麗に伸びて、形がきちんと整います。

とても気持ちが良いです。

ここのところ、頻繁にアイロンをかけている自分。

年末の慌ただしさからの逃避です。苦笑。

さすらい人

ある生徒さんが、ランゲの「小さなさすらい人」を練習しています。

「さすらい人」

不思議な言葉ですよね。

自分が子どもの頃、この曲名を見た時には「ピノキオの冒険」や「母をたずねて三千里」を思い浮かべたものです。

さすらう(流離う)

広辞苑によると、

身を寄せる所がなくてさまよう。

さまよいあるく。

流浪する。

源氏物語須磨「はかなき世を別れなば、いかなる様に―・へ給はむ」。

源平盛衰記7「習はぬ旅に―・ひつつ」。

「荒野を―・う」

このような意味があります。

孤独な存在である人間の本質を表す言葉の一つのように感じます。

ランゲの「小さなさすらい人」は、そのような印象は受けません。

どちらかというと、楽しげで知らない土地への子どもらしい憧れのような雰囲気があります。

シューベルトの歌曲「さすらい人」、ピアノ曲「さすらい人幻想曲」、フリードリヒの絵画「雲海の上のさすらい人」など、「さすらい人」はロマン派芸術のモチーフになっています。

流離うとは、自分の心の中をさまようことなのかしら。

肩が触れそうなくらい近くにいるのに、とても生き生きと元気な演奏なのに、生徒さんの「小さなさすらい人」を聞きながら、そんな思いが浮かびました。