シューベルトの交響曲第8番ハ長調D944は「ザ・グレート」と呼ばれています。
私が学生の頃は確かグレートは第9番だったのですが、未完だった作品が除かれたため今は第8番になっています。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮カール・ベームの演奏を聞きました。
ハ長調、更に超シンプルな主題が様々な楽器で奏でられ、素直なメロディーに耳が釘付けになりました。
実は、ベーム・ウィーンフィル演奏のこの交響曲を聞き始めたのは3月で、その後ずっと聞き続けていました。
作曲技法は古典的ですが、つむぎ出されている音楽は抒情的で大変詩的です。
純粋な美しさがあります。
気を衒(てら)わないメロディーや和声からできている音楽の美しさが心にしみます。
削ぎ落とされたとも違う、自然な曲だからこそ描き出せる世界があるのですね。
『古典』を学ぶ意味の大切さを再認識することができる、有意義な鑑賞になりました。