バガテル

ベートーベンは、「バガテル」を数曲書いています。

「バガテル」はフランス語で、「ちょっとしたもの」「つまらないもの」という意味です。

今、7つのバガテルop.33を練習しています。

ほとんどがシンプルな三部形式でさりげない音楽なのですが、全てにベートベンらしさが詰まっていて、つまらないどころか魅力満載の作品です。

意外な転調であったり、繰り返されるリズムであったり、独創的な曲調に魅了されています。

しかし!

この簡単な曲を美しく弾くのは至難の技です!

まず、美しい響のある音で弾けなければ話になりません。

速い音型のところは、軽やかさが要求されます。

シンプルな分散和音の伴奏を音楽的に弾くには?

バスを強調してみたり、薄くペダルを踏んでみたり、もう完全な迷走状態です。

そして、歌うようなレガート。

あまりにできなくて涙が出そうです。

それでも、ベートーベンの音楽は惹きつけてやみません!

自分で納得できる音で奏でることができるようになったら、ぜひ生徒さんにも弾いてもらいたい作品です。