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お嬢様の法則

以前読んだ、ピアノ指導法の本に「お嬢様の法則」というのがありました。

曲の弾き終わりに、

手をゆっくりと上げ、

ふわりと膝に下ろす。

という動作です。

『不思議な音の国』では、一番最初に椅子の座り方と同時に、この動作を学びます。

当然、自分もお嬢様(数十年前は私もお嬢ちゃんと呼ばれていました笑)のごとく、優雅に手を膝の上に…

と思いきや!

最近撮った自分の演奏動画を観て仰天!

確かに膝の上に戻してはいますが、何をそんなに急いでるの?と聞きたくなるような落ち着きの無さです。

そして、気づきました。

曲の途中でも、フレーズの終りで指をはね上げています。

指のはね上げはかすかな動きですが、手首から力を抜く動作とは全く違います。

実は、打鍵したあとに手首から手を上げることは、なかなか難しい動作です。

私にはまだまだ奏法修行が必要なようです。

すっかり古くなったお嬢様ですが、私も優雅な「お嬢様の法則」気をつけたいとおもいます。

厄年

小学校6年生の時、私は指を骨折してしまいました。

ピアノを教えはじめてから、小学校5・6年生の女子生徒さんが「骨折してしまいました。」と連絡いただくことが時々ありました。

なんか、骨を折ってしまう女の子多いなあ。

そんなふうに感じていたところ、腕を骨折してしまったある生徒さんのお母様が「うちの子厄年ですから。」とおっしゃったのです。

なるほど、そうなんだ。

と何だかすっかり納得している自分がいました。

あらためて調べてみますと、女性の本厄は、数え年で4歳・13歳・19歳・33歳・37歳・61歳・70歳・80歳、だそうです。

女の子は小学校5・6年頃、ぐーんと成長します。

急に背が伸びたりすれば、感覚が変わるのも当然。

ふとしたことで怪我してしまうかもしれません。

レッスン中だけではありますが、生徒さんのご成長によりそっていきたいです。

指の脱力

指の力を抜く。

これが本当に難しいのです。

小さい生徒さんたち、ピアノに手を置くだけでコチコチに固まってしまいます。

4・5歳のお子さんの指は本当に細いです。

そのか細い指で巨大なピアノを弾くのですから、力が入るのは当たり前です。

そんな時すかさず登場するのがスライム。

スライムに指をすうっと入れてもらい、ゆっくり出してもらい、そのまま指を鍵盤に置く。

すると、力を入れなくてもポーン♪といい音が響きます。

私の教室のピアノは、小さいお子様でも弾きやすいように、かなり鍵盤を軽く調整してもらっていますので、わずかな力で音が出ます。

自分の音に満足すると、生徒さんもにっこり。

私自身も、何だか音が響かない、詰まってる、と感じた時に利用しています。

指の力を抜く、奥が深いです。

THE FIRST TAKE

藤田真央さんの熱情第3楽章を聞くことができます。

輝かしい音。

不必要なルバートの無い音楽は逆にグルーブ感を醸し出します。

ベートーヴェンなのに軽やかでありながら軽薄で無い音楽は藤田真央さんならではですね。

伝統的なベートヴェンとは違うかもしれませんが、魅力満載です。

楽譜はちゃんと読みましょう

練習中の「ラモーをたたえて」。

38小節目からの右手の和音が弾きづらくて、悪戦苦闘していました。

レッスンの時、先生にご相談すると、

「その和音は左で弾いたらいかがですか?」とさらりとアドバイスいただきました。

(赤でかこんだ和音のことです。)

楽譜を見ると、ちゃんと左手で弾くように書かれています!

どうして気づかなかったんでしょう?

楽譜の読み方、もっと気をつけていかないといけませんね・・・。

コーヒーブレーク

今練習しているドビュッシーの「ラモーを讃えて」。

繊細な和声でありますが古典的な雰囲気を出さなければいけません。

強弱記号もたくさんあり、その都度ニュアンスを変えないと。

指が力みがちな私、頭がパンクしそうです。

コーヒーを淹れ、いただきもののゴディ◯で休憩。

このコーヒーカップと小皿はタイのセラドン焼きです。

私はセラドン焼きが大好き。

ぽってりとした厚みと素朴な優しい色合いになぜか心惹かれるのです。

しあわせなひと時です。

頭をスッキリさせて、もう一度ピアノに向かいました。

昨日ご紹介した『ブルグミュラー絵本』。

挿絵が大変美しいです。

繊細で、淡い色から深みのある色が絶妙に使われていて、ファンタジックな雰囲気が満載です。

この美しい挿絵、全てが人工知能で描かれたものです。

旧式人間の私、衝撃を受けてしまいました。

AIはもちろん作曲や演奏も可能でしょう。

これからどうやって芸術や教育に向き合っていけばいいのでしょうか?

戸惑うばかりの旧式人間です・・・。

ブルグミュラー絵本

先日『ブルグミュラー絵本』という本を入手しました。

ブルグミュラー25の練習曲、それぞれの曲に短いお話とイラストが描かれています。

今日のレッスンで「狩り」を弾いている生徒さんと一緒に読んでみました。

なるほど、この曲の一番の特徴を上手く物語の中に取り入れてあります。

とても印象に残るので、生徒さんもその特徴をよく理解できたようです。

私が使用している『不思議な音の国』は、教本自体が物語に沿って進んでいきますので、その延長線上でブルグミュラーも指導でき大変助かっています。

ただ、一つのイメージに固定されてしまうかも?

頼り過ぎは、安易すぎますね。

音楽から自分で話を作ったり、絵を描いたり、曲に合いそうな名画や文学作品を探したり、他のアプローチも模索し続けたいと思っています。

椅子の位置

ピアノを弾くために、腹筋はとても重要。

と、痛感するようになったのは、今の奏法を習いはじめてからです。

私は、いわゆる反り腰で、大人になってバレエを再開した時、先生から「お腹を出さないで!」「お尻を絞めて!」と何度も何度も指摘されていました。

筋力が圧倒的に足りていなかったので、毎日腹筋をするようになりました。

バレエでは正しい姿勢に全神経を集中させるので、反り腰はだんだん改善されましたが、ピアノの時はまた別。

脱力しようとすると、腹筋もゆるんでしまい反り腰気味になっていました。

しかも、奏法を変えるまでは反り腰で座っていることに気づいていませんでした。

現代奏法は全身を連動させないと、良質な音を出すための力が上手く伝わっていきません。

試行錯誤しながら、反り腰を矯正してきたのですが、まだしっくりこない・・・。

ある時、先生から「もう少し椅子の位置を後ろにしては?」とアドバイスをいただきました。

少し後ろに椅子を下げてみると、みぞおちが自然な位置におさまりました。

私は腕が長いこともあり、通常の椅子の位置では違和感が大きかったようです。

椅子の高さはよく話題になりますが、前後の位置もとても大切なようです。

もしも、何をやっても上手くならない・・・と悩んでいらっしゃる方がいたら、椅子の位置も調整してみるのはいかがでしょうか。

それだけで全てが解決するわけではありませんが、もしかしたら弾き心地が変わるかもしれません。

初コンサート

今年初のコンサート鑑賞は、ピアニスト『ふみ』さんでした。

恥ずかしながら、私はふみさんのことを全く知りませんでした。

ふみさんは1997年生まれの北海道在住のピアニスト・YouTuberで、ポップスをアレンジして演奏されています。

今回は誘われてのコンサート鑑賞で、事前にYouTubeで演奏を試聴してみました。

検索してみると、

【年越し】今年も煩悩の数だけ(108曲)だけピアノ弾きます

という動画がありました。

へ?

108曲!?

7時間?

これはすごいピアニストさんだと直感で感じ、とても楽しみにしていました。

ポップスピアノのコンサートはもしかしたら初めてだったかもしれません。

おなじみのノバホールですが、和服の方、光沢のあるスカートの方、ふわふわのコートの方、何だか華やかです。

曲目はポップスに疎い私でも耳にしたことがある、日本人に愛されている曲ばかりです。

一曲目のアレキサンドロスやX JAPANの曲や千本桜、伴奏はトレモロの連続で、もしかしたらクラシックよりもテクニックが必要かも?なんて思うアレンジもありました。

歌のメロディーを奏でる音はとても優しく、耳をすませて聞いてしまいました。

そして、何より推進力のあるリズムとテンポ。

クラシックとは全く違いますが、演奏という点で大変勉強になりました。

明るい気持ちでホールを出ようとすると、何とふみさんご自身が立たれていて、ひとりひとりを見送ってくれていました。

新春、とても新鮮な経験ができました。