カテゴリー別アーカイブ: レッスン

小さな声

ある日のレッスンで、生徒さんと次の宿題を相談していました。

私「どこまで両手できるかな?」

Tさん「(小声で)・・・・・いい?」

私「ん?ここまでにしようか?」

Tさん「(更に小声で)・・・でもいいの?」

私「ここまでは練習してもらいたいけれど、どうしようか?」

Tさんが一生懸命私に何かを伝えてくれようとしています。

私は言葉を待ちました。

Tさん「・・・・・弾く速さはゆっくりでいい?」

とても真面目なTさん。

真剣に考え、自分の考えをきちんと伝えてくれました。

私「もちろんいいよ!丁寧に練習することはとても良いことです!」

ピアノを通して生徒さんと心が通じる瞬間、幸せです。

キャプテン

レッスンが終わってからの会話です。

S君「キャプテンって知ってる?」

私「もしかして、野球のマンガかな?」

S君は野球チームに所属しています。

S君「お父さんに勧められて、YouTubeで見たんだ。」

私「そうなのね。」

S君「すごくよかった!最初は下手なのに練習して上手になるところがすごくよかった!」

私「・・・」(…感動のあまり無言でうなずいてしまいました…)

なんてステキな感想でしょう。

S君はとても生き生きとした心の男の子です。

ピアノも熱い心で練習しています。

まっすぐに伸びていく生命力を見守ることができて幸せです。

「先生も動画見てみるね!」と言いながら笑顔で見送りました。

厄年

小学校6年生の時、私は指を骨折してしまいました。

ピアノを教えはじめてから、小学校5・6年生の女子生徒さんが「骨折してしまいました。」と連絡いただくことが時々ありました。

なんか、骨を折ってしまう女の子多いなあ。

そんなふうに感じていたところ、腕を骨折してしまったある生徒さんのお母様が「うちの子厄年ですから。」とおっしゃったのです。

なるほど、そうなんだ。

と何だかすっかり納得している自分がいました。

あらためて調べてみますと、女性の本厄は、数え年で4歳・13歳・19歳・33歳・37歳・61歳・70歳・80歳、だそうです。

女の子は小学校5・6年頃、ぐーんと成長します。

急に背が伸びたりすれば、感覚が変わるのも当然。

ふとしたことで怪我してしまうかもしれません。

レッスン中だけではありますが、生徒さんのご成長によりそっていきたいです。

楽譜はちゃんと読みましょう

練習中の「ラモーをたたえて」。

38小節目からの右手の和音が弾きづらくて、悪戦苦闘していました。

レッスンの時、先生にご相談すると、

「その和音は左で弾いたらいかがですか?」とさらりとアドバイスいただきました。

(赤でかこんだ和音のことです。)

楽譜を見ると、ちゃんと左手で弾くように書かれています!

どうして気づかなかったんでしょう?

楽譜の読み方、もっと気をつけていかないといけませんね・・・。

昨日ご紹介した『ブルグミュラー絵本』。

挿絵が大変美しいです。

繊細で、淡い色から深みのある色が絶妙に使われていて、ファンタジックな雰囲気が満載です。

この美しい挿絵、全てが人工知能で描かれたものです。

旧式人間の私、衝撃を受けてしまいました。

AIはもちろん作曲や演奏も可能でしょう。

これからどうやって芸術や教育に向き合っていけばいいのでしょうか?

戸惑うばかりの旧式人間です・・・。

ブルグミュラー絵本

先日『ブルグミュラー絵本』という本を入手しました。

ブルグミュラー25の練習曲、それぞれの曲に短いお話とイラストが描かれています。

今日のレッスンで「狩り」を弾いている生徒さんと一緒に読んでみました。

なるほど、この曲の一番の特徴を上手く物語の中に取り入れてあります。

とても印象に残るので、生徒さんもその特徴をよく理解できたようです。

私が使用している『不思議な音の国』は、教本自体が物語に沿って進んでいきますので、その延長線上でブルグミュラーも指導でき大変助かっています。

ただ、一つのイメージに固定されてしまうかも?

頼り過ぎは、安易すぎますね。

音楽から自分で話を作ったり、絵を描いたり、曲に合いそうな名画や文学作品を探したり、他のアプローチも模索し続けたいと思っています。

笑顔

今年の春は、特別な季節になりました。

それは、生徒さんたちの笑顔をマスク無しで見られるようになったからです!

もう。

感動で涙が出そうなくらい嬉しいです。

生徒さんたちの笑顔がこんなに幸せな気持ちにしてくれるなんて。

感謝の気持ちでいっぱいです。

生徒のみなさんが自然と笑顔になれるように、これからも良いレッスンができるように頑張りたいと思います。

節分

今日は節分です。

たまたま、今日レッスンの生徒さんと読んでいる本に、鬼が出てきました。

『いやいやえん』です。

私の本なので、ぼろぼろで申し訳ありません。

主人公のしげるたちが、お山に行くお話。

幼稚園の先生から、「絶対に行ってはいけない」と言われているくろいやまへ、しげるは入ってしまいます。

そこで出会うのが、かわいい子どもの鬼です。

わくわく、どきどき、そしてこんなお山があったらいいな!と想像力を育んでくれるお話です。

とてもおもしろいので、これからも生徒さんと読み続けたいと思います。

長生きしてね

今日のレッスンでのできごとです。

「おじいさんとぼく」という曲を弾いている生徒さんがいます。

この曲は、コール・アンド・レスポンスにつながるような、かけあいのメロディーでできています。

楽譜の挿絵には、かわいらしい男の子と優しそうなおじいさんが描かれています。

生徒さんに、挿絵を元にセリフを書いてもらいました。

あはは!

ぎゃはは。笑。

生徒さんと私、二人で大笑いです。

楽しいレッスンでのひとこまでした。

終わりたくない

今日、『不思議な音の国』下巻を終了した生徒さんがいました。

最後の曲は「ボートをこいで」です。

よく知られた外国民謡ですが、舟唄への入り口のような揺らぎのある曲です。

この曲を美しく弾き終え、そっと手を膝におろしたMちゃんがポツリ。

「終わりたくない・・・。」

Mちゃんの最大の能力は音楽を楽しむ力があることです。

Mちゃんのお母様は芸術一般をとても愛好されていて、小さい時からMちゃんをオーケストラやミュージカル鑑賞へ連れていっておられました。

その効果は素晴らしく、Mちゃんはピアノの曲だけでなくソルフェージュの曲も丸ごと楽しんでいます。

『不思議な音の国』を使ってのレッスンは、曲やストーリーやキャラクターについて、二人であれこれ感想や意見を言い合い、それはそれは楽しい時間でした。

「この王子、ほっぺ赤いね。」

「また、パーティーしてるよ。」

「ガオガオ、うるさいけど音が響き合うね。」

もちろん、楽しむだけでなくMちゃんは響のある音を手に入れ、表現するためのテクニックも身につけました。

『不思議な音の国』を探して旅をしていた旅人は、「ボートをこいで」川を下り、ついに『不思議な音の国』に辿り着くところでこの教材は終わります。

Mちゃんは一つの旅を終えました。

でも、ピアノと音楽の世界は広く、これから新しい旅がはじまるのです。