カテゴリー別アーカイブ: 音楽

技術

身についた技術というのは、一生無くならない。

このことを、私は実感しています。

大学4年生のとき、友人とスキーに行った時のことです。

私は、小学生の頃まで、家族とスキーに行くことが毎年の春休みの行事でした。

しかし、中学生になると、両親も私もいそがしくなり、恒例だったスキー旅行は途絶えてしまいました。

10年ぶりに行くスキー。

ああ、きっと全然滑れないんだろうなあ。

派手に転ぶかも。

骨折だけはしないように気をつけよう。

と覚悟してゲレンデに向かったのですが、

・・・

スキー靴を履いた瞬間に、当時の感覚が蘇りました。

え?

もしかして滑れる?

おそるおそる平面を滑ってみると、身体が勝手に動きました。

すごい!

そして、更に数年後。

幼少の頃、2年間だけ習っていたクラシックバレエを、再び習うことになった時のこと。

約20年ぶりのバレエです。

しかも習ったと言っても、初歩とも言えない、ほんとの基礎レッスンだけです。

しかし・・・

ストレッチの後、バーにつかまり、プリエの動作をしてみると。

うそ!

できる!

身体が覚えている!

ちょっと習っただけのことでも、ちゃんと記憶されていたのです。

きっと、これは私だけの体験ではないと思います。

断言できます。

ピアノのレッスンを辞めてしまっても、学んだことは決して消えて無くなってしまうことはありません。

ピアノのレッスンが無駄になることはありません。

一度身につけた技術はあなたのものです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

メディチ

いつから見るようになったのか、もう忘れてしまったのですが、

初めて『medici.tv メディチテレビ』なるものを知った時には、

ん?

メディチ家のテレビ?

何だろう?

と思いました。

『medici.tv』はクラシック音楽の動画配信サイトです。

先日、このサイトでシャルル・リシャール=アムランさんの演奏会が配信されました。

ショパンのコンチェルト第1番・2番の両方です。

指揮はケント・ナガノさん。

オーケストラはモントリオール管弦楽団。

ショパンのコンチェルトを2曲同時に聞けるなんて!

インターネットの発達に感謝なのですが、このmedici.tv会員登録すると、

次から次へと魅惑的なプログラムをメールで誘ってくるのです。

でも、全部見ていたら、時間がいくらあっても足りません。

ネットは便利ですが、生活のリズムが崩れてしまいますので、賢く使わないと。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ハロウィン

生徒さんからハロウィンのカードをいただきました。

裏と封筒にはかわいいイラストとメッセージつきです。

ものすごく嬉しいです。

私の子どもの頃は本の中だけのできごとだったハロウィンですが、すっかり日本にも定着しました。

ハロウィンで思い出すのが、バース作曲の『こびとの行進』。

楽譜によっては、『鬼の行進』という題目のこともあります。

最初の右手和音で弾く4分音符のリズムが、小さい子どもたちが、変装をして歩いているように感じます。

途中にはドアをノックするような音のように感じられるところもあります。

ハ長調でリズムもわかりやすいので、ハロウィンの季節に、小さい生徒さんにオススメしたい一曲です。

Mちゃん、ステキなカードをどうもありがとう。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

公園にねこじゃらしのような植物がたくさん生えていました。

風にそよいでいる姿がかわいくて、パチリ。

今日は、ある生徒さんからバッハの平均律クラヴィーア曲集を弾いてみたいとリクエストをもらいました。

弾いてみたい理由は「秋らしい感じがするから」だそうです。

いいですね。

秋にバッハ。

とてもしっくり来ます。

ブラームスの間奏曲などもオススメです。

まさに芸術の秋。

明日のレッスンも楽しみです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

伴奏

秋になると、何人かの生徒さんは、学校の合唱や合奏で伴奏を引き受けてくることがあります。

学校内で『オーディション』が行われますので、選ばれることは大変な名誉だと思います。

でも、合唱はあくまでも歌が主役。

伴奏は縁の下の力持ち。

決してピアノだけが目立ってはいけません。

歌う仲間と、聞いて下さる観客のために弾いてもらいたい。

それが、伴奏することの本当の悦びだと私は考えています。

伴奏者は一人ですから、スターのような存在になりがちですが、それは違います。

伴奏者は歌い手一人一人と完全に対等なのです。

歌と伴奏が一つになった時、最高のハーモニーが生まれます。

周りからの賞賛や羨望ではなく、その美しいハーモニーこそが、伴奏に選ばれたことの本当の価値なのではないでしょうか。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

きれいな音②

「きれいな音」

その正体を、私は意外なところで知ることになりました。

それは、大学の調律科の先生の授業でした。

先輩から、すごくピアノの演奏の役に立つから、と勧められての履修でした。

この先生の授業で、ピアノのメカニズムを詳しく教わり、「きれいな音」というのがどうやって出されるのかを知ることができました。

でも「きれいな音」とはただ単にメカニズム的な問題ではありません。

「きれいな音」は、ピアノに対するデリケートな思いやりのようなものから出てくるのです。

この調律科の先生は、ピアノという楽器を大変愛していらっしゃいました。

ピアノはとても複雑な楽器です。

職人さんがいろいろな部品を作り、組み立てます。

調律も必ず必要です。

そんなたくさんの手のかかったピアノ、いつでも心を込めて弾いてあげたいです。

そうしたら、必ずピアノは「きれいな音」で答えてくれることを、忘れないようにしたいと思います。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

きれいな音

私がこどもの頃、レッスンで先生から言われて一番困惑した言葉は、「きれいに」でした。

「もっときれいな音で。」

「もっときれいにパッセージを弾いて。」

「もっときれいにペダルを踏みなさい。」

もちろん先生は私の演奏を良くしてくれるために、そう指摘されるていることは、よ〜くわかっています。

素直にうなずいて見せ、一生懸命なおそうとしながらも、内心は若干傷ついてもいました。

もっときれいに=あなたの音はきれいじゃない=汚い

と言われているような気がしていたのだと思います。

きれいな音ってどんな音なの?

ピアノの音ってどれもきれいだよね?

その頃の私は、音の微妙なニュアンスを聞き分ける耳が育っていなかったのです。

耳を育てるには?

それには、1にも2にも良い音を聞くことです!

子どもの曲でも、先生である自分はきれいな音で弾いてる?

生徒さんにきれいな音!と感じてもらえるような音を出している?

明日は、もう一度基本に戻って練習したいと思います。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

おめでとう

保育士試験の実技をピアノで受けた生徒さん、無事合格されました。

おめでとうございます!

とても努力されていたので、必ず合格すると信じていました。

保育園や幼稚園やこども園では、お歌はとても大切な指導項目だと思います。

私が通っていた大学で、ある先生が「音楽は言葉から発生した」という説をたてて研究していらっしゃいました。

「〇〇〇ちゃん♪あそぼ♪」

「いいよ♪」

「もういいかい♪」

「もういいよ♪」

こういう言葉かけは自然と抑揚がありますので、乳幼児期のこういった言葉のやり取りが、音楽的能力の基礎になっている、という仮説を立てて、研究されていました。

歌を歌うことはとても楽しいことですし、子供のお歌には特別な技術もいりません。

楽しく言葉も覚えられて、情操教育にもなります。

・・・

しかし、私は最近思うのです。

人間って、もしかしたら言葉より、歌が先にあったのでは?と

鳥がさえずるように、大昔の人間は歌うように声を出していたのでは?

それくらい、歌うことは自然な行為のように思うのです。

保育士の先生になられたら、簡単な伴奏で十分ですので、丁寧に心を込めて、かわいいお子さんたちとお歌を楽しんでくださいね。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

十五夜

今夜は十五夜、中秋の名月です。

雲も出ているので、お月さまは隠れてしまうかな?と心配でしたが、夜空に優しく光っていました。

近くの空き地からすすきを取ってきて、おだんごとこのうさぎまんじゅうを飾りました。

今、ある生徒さんがドビュッシーのベルガマスク組曲の『月の光』を練習しています。

この曲は、ppで弾くところが多いので、シフトペダル(ソフトペダル、ウナコルダ)とダンパーペダルを巧みに使うと、とてもふくよかで月の光のような穏やかに輝く音を出すことができます。

この生徒さんは、うっとりと聞きほれてしまうような、優しいメロディーをピアノで歌うことができます。

『月の光』の完成、楽しみにしています。

そして、うさぎまんじゅうは明日のお楽しみ♪

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノの森 第12話『fff(フォルティッシッシモ)』

ピアノの森 第12話『fff(フォルティッシッシモ)』の感想です。

いよいよカイの番になりました。

椅子に腰掛けたカイは、ステージに掲げられているショパンの金色のレリーフに、

「よっ!ショパン!」と語りかけます。

当然のことですが、ショパンは実際に生きていた人物です。

でも、私にとってはあまりにも遠い存在です。

生まれた時代、生まれた国、何もかもが違います。

そして、彼は歴史に残る奇跡的な天才です。

そんな彼の心情に迫ることは並大抵のことではできません。

しかし、カイはとても自然に彼の「ショパン」を弾きます。

観客をピアノの森へといざないます。

最後の曲、プレリュード作品28-24を拳で弾いたfff(フォルティッシッシモ)で締めくくると、観客はスタンディングオベーションで感動を表しました。

そして、いつもの通りエンディングテーマが流れると、私にとって衝撃的な一文字が!!!

え?

は?

うそ?

今日が最終回?

まさか〜。

半信半疑でHPを検索すると、まぎれも無く12話で第1部は完結とありました。

第2部は来年1月からの放送だそうです。

半年近く先だなんて〜。

第一部の内容を忘れてしまいそう・・・。

大きく落胆しているのですが仕方がありません。

カイの活躍を期待しつつ第2部のスタートを待ちます。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】