カテゴリー別アーカイブ: 音楽

ショパン『バラード第1番』

ショパンのバラードは4曲あります。

その中でも一番有名なのは第1番(作品23)でしょうか。

音楽的にもテクニック的にもとても難しい曲なのですが、私が一番ナーバスになってしまう部分は、前奏が終わって主題が始まる部分です。

ドレ#ファ♭シラソ〜♪ を最高にきれいな音で弾くために、ダンパーペダルを細かく踏み、さらにシフトペダルも少しだけ踏みます。

やった、きれいに弾けた!

と思ったすぐ次に出てくる、Gマイナーの和音。

これをメロディーの余韻を消さず、濁らずに弾くのが至難の業です。(自分のテクニックが無いだけかもしれませんが)

そして、この曲の持つ悲しいまでの優しさを心を込めて弾かないといけません。

第一主題が過ぎても、続々と難所が続きます。

でも、バラード第1番を弾くことができるということは、何と言う喜びでしょう。

少しでも良い演奏ができるように、何回でも弾き続けていきたいと思います。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノの森 第7話『再会』

ピアノの森 第7話『再会』の感想です。

前回から5年後、カイと修平が再会。

カイはつぶれたバー?クラブ?に一人で住んでいます。

修平が持ってきた、阿字野先生のDVDを見てカイは涙を流します。

曲はラフマニノフの『ピアノ協奏曲第二番』。

名曲中の名曲です。

数々の名演奏がありますが、私が最近感動したのは、辻井伸行さんがロンドンで演奏した動画です。

もしかしたら、テクニック的にはもっと上の演奏はたくさんあるかもしれません。

でも、どこまでも純粋な辻井さんのピアノと、それを包み込むオーケストラ、そして観衆のあたたかな拍手。

聞き終わって私も涙があふれてしまいました。

カイは阿字野先生の演奏に大きな「憧れ」をいだきます。

「憧れ」

私はここがポイントだと思います。

誰か、又は何かに「憧れる」ということは、その人自身ににもその能力がある証拠だと思うのです。

レッスン中に、ときどき生徒さんから「ともだちの○○○ちゃんはすごい」というお話が出ます。

そういう時には「わあ!そうなんだ!すごいね!ところで、あなたも○○○ちゃんみたいに、すごいって言われるようになってみたい?」、と私は質問をしてみます。

「うん!」ハッキリと、

「う、う、うん・・・」ちょっと恥ずかしそうに、

「無理!」とキッパリ、

答えはさまざまですが、必ず「なれるよ!自分がなりたい自分になれるように、何でもやってごらん!」と伝えています。

行動あるのみです。

カイはこれからどうやって自分の音楽を奏でていくのでしょうか。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ブルースカイブルー

歌手の西城秀樹さんが天国に旅立たれました。

私の小中学生時代のトップアイドル歌手です。

近所のお姉さんが、秀樹さんの大ファンで、遊びに行くとよくレコードを聞かせてくれました。

私が一番好きだった曲は『ブルースカイブルー』。

子どもだったので、歌詞の内容はわからなかったのですが、爽やかな明るいメーロディーに心惹かれていました。

(今回あらためてこの曲を聞いてみたら、少年が既婚者に恋する内容で、当時いだいていたイメージと全く違っていてびっくり!男らしさを前面にアピールしていた秀樹さんですが、10代の頃の動画を見てみると、「ベルサイユのばら」のオスカルのような髪型とスタイルで、そのフェミニンで中性的な雰囲気も女性ファンの心をわしづかみにしていた一因なのでは。)

かっこいい派手なアクションの振り付け。

魅力的なハスキーボイスで歌う歌は、すごく迫力があって、でも音程はしっかりしていて、とても上手だったんですね。

本当に歌を愛していたのですね。

『激しい恋』

『傷だらけのローラ』

『ヤングマン』

同世代の方だったら、誰でも知っているヒット曲がたくさんです。

それにしても、『歌謡曲』というのはいつ終わってしまったのでしょうか?

あんなに、日本人に愛されていたあの頃の『歌謡曲』はもう生まれません。

音楽というのは、その時代とともに生きて、変わっていくものなのですね。

実際に歌う秀樹さんの歌も、もう二度と聞くことができません。

でも、その時その時に全身全霊で歌った秀樹さんの歌声は、たくさんの人の中で生き続け、心を温め続けてくれるでしょう。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノの森 第6話『森のピアノ』

ピアノの森 第6話『森のピアノ』の感想です。

落雷にあたって、森のピアノは焼けてしまいます。

ピアノを弾きたくてたまらないカイは、歩行者天国に置いてあるクリスタルのピアノを弾かせてもらいます。

曲はドボルザーク作曲『新世界より』の第4楽章。

???

あれ?

カイは楽譜を読めなかったのでは?

・・・まあそこはおいといて・・・

新世界の第4楽章、この曲は気がついていたら知っていた、というくらい、いろいろなところで流れる有名曲の中の一つです。

私は、子どもの頃は映画音楽かしら?と思っていたくらい、ドラマティックな曲です。

でも口ずさめるくらいシンプルなメロディーでもあります。

『新世界』なんだか、カイにとって象徴的な曲のようです。

カイはこれから本格的にピアノの世界に入っていくのでした。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノの森 第4話 『一番のピアノ』

ピアノの森第4話『一番のピアノ』の感想です。

いよいよカイはコンクールのステージに上がります。

ステージの上にはピアノと自分だけ。

この感覚、ピアニスト(ピアノを弾くすべての人)にしか決して体験することはできません。

歌ともバイオリンともどんな楽器とも違います。

ピアノ

そしてそれを弾く自分

ステージの上にはそれだけです。

カイはいつの間にか森の中にいます。

ピアノを弾くことは自分の内面の世界を表現することです。

カイがずっと一人で育んできた世界が解き放たれました。

自分自身でいられる場所。

カイはきっとこの瞬間に自分の居場所を見つけたのだと思います。

カイは大きな決断をしていくことになるでしょう。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノの森 第3話『モーツァルトの遺言』

ピアノの森、第3話『モーツァルトの遺言』の感想です。

カイは全日本ピアノコンクールの地区大会に出場します。

課題曲はモーツァルトのピアノソナタK280。

モーツァルト、私にとっては特別な作曲家です。

モーツァルトのピアノソナタは私の心の支えです。

私は中学生・高校生の頃、ベートーヴェンのピアノソナタがとても苦手でした。

まず、指が弱くパワーが足りなかったこともありますが、あまり好きでは無かったことが最大の原因です。

そんな時に、私はいつもモーツァルトのソナタを弾いて、気分を上げて(笑)いました。

モーツァルトのソナタ全集を1巻の1番から弾き始めて、2番、3番・・・9番。

あら、終わっちゃった。

そして2巻の10番から弾いていって、いつのまにか最後の18番まで弾いてしまいました。

当時はただの暇つぶしに近い逃避行動だったのですが、この自主練はのちのち役立つことになります。

ただし、今はある面では、ベートヴェン以上にモーツァルトを演奏することは難しいと感じています。

音の美しさと個性を遥かに求められるからです。

カイも自分のモーツァルトを見つけられずに苦悩します。

カイ、本番で自分のモーツァルトを、ううん、自分を見つけることができるのかしら?

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ピアノの森 第2話『ショパンを弾くために』

ある生徒さんから、NHKで放送されている『ピアノの森』というアニメを教えてもらいました。

「先生、ピアノの森っていうアニメが面白いよ。いろんな曲も出てきて、それがすっごく感動するの。演奏するシーンは本物の手みたいだよ。」

「わあ、そうなんだ!教えてくれてありがとう。観てみるね。」

私も、読んだことはないのですが、原作の漫画の存在は知っていました。

早速録画をして観てみました。

感想です。

第1話を観ていないので、疑問がいっぱい。

森に放置され、苔むしたグランドピアノにビックリ。

湿気はピアノの天敵です。

何で音がでるの???

まあ、ストーリーはそのうち分かるでしょう。

オープニングの曲は、ショパンの練習曲作品10−1を編曲したものです。

「海へ」という表題もつけられています。

冒頭は原曲のまま、その後にオーケストラの演奏するメロディーが足されています。

一小節目、ハ長調のⅠ度の和音のアルペジオで始まります。

こんなに華やかなドミソがこの世に存在するなんて、奇跡です!

最後まで右手はアルペジオですので、和音に合ったメロディーを作ると、アレンジが可能になります。

グノーのアヴェマリアも同じ手法で作られています。

カイは、ピアニストを目指す同級生の修平、元ピアニストの阿字野先生と出会いました。

どのように成長していくのでしょうか。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ブルグミュラー2

昨日の日記を書いていて気がついたのですが、昔の楽譜はブルミュラーでしたが、今はブルミュラーに変わったようです。

ブルクミュラーは、1806年にドイツで生まれました。

ショパン・シューマンは1810年生まれ。

『ロマン派』と呼ばれる時代の作曲家です。

私は、バイエルとメトードローズという教則本でレッスンを受けていたのですが、この二冊は初歩的な古典派の曲しか出てきません。

ですから、まだ弾いたことがなかったロマン派の要素があるブルクミュラーが苦手だったのだと思います。

指導者になって、あらためてブルクミュラーを弾いてみると、表題と曲がぴったりと合っています。

物語や絵を描いてみたくなるような作品ばかりです。

生徒さんたちにも、ブルクミュラーを弾きながら、独自のイメージを作って、楽しんでもらいたいです。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

ブルグミュラー

日本のピアノ教育では必須教材の『ブルグミュラー25の練習曲』

アラベスク、バラード、貴婦人の乗馬・・・など、ピアノを習ったことがある人なら、必ず弾いたことがあるでしょうし、人気曲でもあります。

そんなブルグミュラーですが、私は大の苦手でした。

なかなか曲らしくならず、練習するのがとても苦痛。

例えば、3曲めの『牧歌』または『パストラール』。

8分の6拍子に乗って、長いフレーズを一息で弾く・・・という感覚が全くわからず、ただ一音ずつ弾くだけ。涙。涙。涙。

例えば、14曲めの『シュタイヤー舞曲』または『スティリアの女』。

前奏は楽しく弾けるのですが、4小節目の二拍目裏から始まる、アウフタクトのメロディーと三拍子のリズムがギクシャク、ギクシャク。涙。涙。涙。

そんな、辛い思い出から、私は小さな生徒さんにブルグミュラーを教える時には細心の注意を払う努力をしています。

まず、分かりやすい模範演奏をしてあげること、題名と曲の雰囲気をつなげてあげること。

譜読みを手伝ってあげて、特にリズムは細かく教えてあげます。

そうして弾けるようになった一曲が、生徒さんの大切なレパートリーになっていただけたら、わたしはとっても嬉しく思います。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】

お耳の健康

電車に乗ると、イヤホンやヘッドホンをしている人がたくさんいます。

どこでも音楽を楽しめて、とても便利ですよね。

音楽に没頭している若い人を見ると、いいなあと羨ましく思うのですが、私はイヤホン・ヘッドホンをなるべく使わないようにしています。

大学で『音声生理学』という全学生必修の講義がありました。

耳の中には『感覚毛』という、とても細い毛のような組織がたくさんあって、その『感覚毛』が音を感知するそうです。

でも、イヤホン・ヘッドホンで大きい音を聴くと、『感覚毛』が壊れてしまう。

しかも壊れてしまった『感覚毛』は再生しないので、聴力は戻らない、という恐ろしいことを教わりました。

それ以来、イヤホンやヘッドホンはなるべく使わず、もし使うとしても、聞こえるギリギリまで音量を小さくしています。

耳の健康。

普段は考えることはほとんど無いのですが、音楽を一生楽しむためにも、大きすぎる音には気をつけたいですね。

【つくば市 ピアノ教室 スピカ】