シューベルトの交響曲第7番ロ短調D759は「未完成」と呼ばれています。
その名の通り、シューベルトはこの交響曲を2楽章までしか、作曲しませんでした。
ある日、流しっぱなしていたYou tubeから、未完成の有名な冒頭が流れていました。
その音楽が、ただ暗いだけなく、迫力はあるのですが清々しく清潔で、すぐに音楽の世界に引き込まれました。
演奏はカルロス・クライバー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団です。
学生の頃、私はクライバーのことを「カルロス」と言う名前というだけで、スペイン系のラテンアメリカの人とばかり思い込んでいました。
カルロス・クライバーはベルリン生まれですがアルゼンチンに家族に連れられ移住、後にはオーストリアの国籍を取得しています。
私が知っていることはこれくらいで、今までクライバーの演奏を聞くのは、勉強のためと見ていたオペラだけ。
今回、未完成交響曲を聞いてみて、すごく自然で誇張されていない美しい音楽だな、と静かな感動が心に広がりました。
でも、何回か繰り返し聞いているうちに、どの楽器もとても繊細にコントロールされた演奏であることがわかってきました。
何回聞いても飽きない、何回も聞きたくなる演奏でした。

