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いちご

私の大好物の一つ、いちご。

新しい品種が続々て出ています。

これは、いただき物の章姫(あきひめ)です。

大きくて甘いこと!

私が子どもの頃は、いちごと言えば初夏の食べ物でした。

近年は12月のクリスマス前からたくさんお店に並びます。

世の中はどんどん変わって行きます。

進化しています。

こんなに美味ないちごが食べられる幸せを噛み締めながら、子どもの頃庭で摘んだすっぱいいちごをふと懐かしく思い出す。

こうして時代遅れの人間ができあがるのですね。苦笑。

アナリーゼ3

クラシックの曲には、形式・楽式なるものがあります。

一部形式、二部形式。三部形式・・・

はあ・・・、

専門家以外の人には何が何だか?だと思います。

形式を厳格に分析しなくても、区切りとなるようなところを見つけるだけでも、曲の概要を理解できます。

私は、気がついた区切りのところに、とりあえず括弧を記入してしまいます。

ああ、こことここは同じ感じだな、と気づくと練習も楽になりますし、暗譜も容易になります。

・・・でも、私は専門家のはしくれです。

アナリーゼについても、きちんと指導ができるように学び続けていきたいと思います。

アナリーゼ2

本格的に取り組むと専門的な知識が必要なアナリーゼ。

私が一番最初に指導するアナリーゼは下の3つです。

♪ とおんきごうかな?へおんきごうかな?

♪ 2びょうし・3びょうし・4びょうしのどれかな?

♪ しょうせつはぜんぶでいくつあるかな?

は?

こんなこと当たり前じゃない。

そうなんです!

アナリーゼというととても難しく感じると思うのですが、これも立派な『分析』なのです。

特に、3つ目は曲の全体を把握するのに効果的です。

ご自分が練習している曲を思い出してください。

楽譜に書かれている音部記号、拍子記号を覚えていますか?

その曲は全部で何小節ありますか?

一つの曲の中には驚くほどたくさんの発見があるはずです。

まずは、一番わかりやすい「発見」を探してみてはいかがでしょうか。

アナリーゼ

『アナリーゼの技法 実践のために』を購入しました。

アナリーゼ・Analyzeは音楽の世界では楽曲分析を意味します。

この本の著者鵜﨑庚一先生は私の恩師のお一人です。

大学生の時、ソルフェージュの授業を担当して下さったのが鵜崎先生でした。

一流の作曲家の先生にソルフェージュを教えて頂いたことは、大変な幸運でした。

私が大学生だった当時はバブル経済の最盛期で、男性のファッションは逆三角形のソフトなスーツが大流行。

そんな時代、たぶん仕立てられたものなのでしょう、鵜﨑先生はいつもお身体に合った三揃えの背広をきちんと着ていらっしゃいました。

そのダンディーなお姿でピアノを弾かれる先生に私たちはいつも見とれていてたものです。

特に、私の友人Aちゃんは先生を崇拝していました。

〜というか、その友人Aちゃんは大変な美声の持ち主で、先生のお気に入り。クラスメートもそのことを知っていて、ひがむこともなく認めていました。〜

ある日の授業中、私の隣に座ったAちゃんが日本歌曲集を持ち出して言いました。

Aちゃん「見て見て!この曲鵜﨑先生が作曲されたの。良い曲ねえ。」

私「ほんと!優しい良いメロディー」

授業とは関係のないおしゃべりを小声でしていた私たちの方へ、つかつかと鵜﨑先生が来られました。

Aちゃん・私「・・・(怒られる〜)・・・」

Aちゃんの日本歌曲集を取り上げ、無言で私たちを見つめる先生。

Aちゃんは泣きそうです。

おもむろに、先生は背広の内ポケットからペンを取り出すと、サラサラとAちゃんの楽譜にサインを書くではありませんか!

『Aさんへ。鵜崎庚一』

楽譜をAちゃんに渡すと先生は何事もなかったように授業に戻られました。

この先生のおおらかさ!

私は心から先生を尊敬しました。

授業内容も、音楽の真髄に触れるものばかりで、今でも私の音楽を内側から支え続けてくれています。

私のどうでも良い思い出話を書いてしまいました。

この『アナリーゼの技法』という本、細部に留意しながらも大局を決して見失わない、先生そのもののご著書と思いました。

アナリーゼに行き詰まった時、大切なバイブルにさせていただこうと思います。

夏日

今日は気温がぐんぐん上昇。

レッスン室も25度以上になり、今年初めての冷房使用になりました。

ピアノは湿度・温度に影響を受けます。

今日のピアノはご機嫌ななめな感じ、少しくぐもった音でした。

きっと、急激な気温の上昇でハンマーが膨らんでしまったのだと思います。

ハンマーは羊毛のフェルトでできているので、目には見えなくても湿度や温度で変化します。

これからの季節、温度・湿度管理を気をつけないと。

ピアノはそんな状態でしたが、指はずいぶん楽に動くような気がします。

きっと寒い時期よりも血の巡りがいいのでしょう。

レッスン室の中ですが、ピアノも自分も自然の一部なのですね。

八十八夜

今日から5月です。

そして、今日は八十八夜。

立春から数えて88日目にあたるそうです。

♪なつもちかづくはちじゅうはちや♪

の歌の通り今日は気温がぐんぐんと上がりました。

ピアノの音も若干カラリと乾いた感じがします。

レッスン後の緑茶がとても美味しく感じました。

もうすぐ美味しい新茶も手に入るでしょう。

日本ならではの季節の楽しみ、ありがたくいただきたいと思います。

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アラベスク

シューマンのピアノ曲に『アラベスク』があります。

左手から右手へと流れる伴奏が非常に繊細に織られています。

まさに”アラベスク”です。

私はこの曲が以前はとても苦手だったのですが、最近少しずつマシな演奏ができるようになってきました。

リラックスをして無理のない弾き方をすることは非常に大切です。

というか、それしかピアノを弾く方法はありません。

少しでも力みがあると固い音楽になってしまう。

レッスンの時に私は生徒さんに緊張感を与えていないだろうか?

もう一度自分の指導法を振り返って、生徒さんたちにピアノを弾く心地よさを感じられるよう、伝えていきたいです。

花水木

近所の花水木がとてもきれいだったので、パチリと撮影。

青い空とやさしいピンク。

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白もきれいですね。

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『音色』

と言われるように、音には色彩感が求められます。

でも、音に色彩感を出すのは至難の技。

まずは、はっきりとしたイメージを自分の中に持つように、私はしています。

現代奏法・ロシア奏法を研究し始めて、少しずつですが自分なりに表現できるようになってきました。

耳を使って、響に集中します。

具体的には、正しい打鍵と、ダンパーとシフトペダルの両方を駆使して、自分のイメージした色と音が重なるところを探ります。

気の遠くなるような作業ですが、凡人の私にはこの方法しかないようです。

花水木のお花はまだしばらく楽しませてもらえそうです。

少しでもお花の美しい色に近づけますように。

オリジナルCD

生徒さんが弾けるようになった曲は全て録音。

何曲か集まったところでオリジナルCDを作成しています。

生徒さんたちの成長を感じられて嬉しい限りです。

時々、「ひーん。まちがえたあ。」なんて可愛いお声も入っていたり。

「さあ、やるよお。」などの自分の声に赤面したりしながらの作業です。

時間の制約もあり、あまり凝ったデザインで作れないのが悲しいところ。

生徒さんたちごめんなさいね。

もう少しパソコンの技術も身につけたいなあ。

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羊と鋼の森

小説『羊と鋼の森』を読みました。

大人の生徒さんからのオススメでした。

あまり長くはない小説ですので、あっという間に完読。

でも、心の中には深い感動が残りました。

ある素直な青年が調律師として歩んでいくお話なのですが、ピアノに対しての溢れる想いが本当に美しいのです。

主人公が尊敬する先輩調律師・板鳥の言葉です。

「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」

主人公に理想の音を問われ、板鳥は文学を例えにしてこう答えるのです。

私がこの文を読んで、まっ先に浮かんだのはダニール・トリフォノフのピアノです。

甘い音。

こういう音を出すピアニストはそうそういません。

最高のテクニックを持っている上に、強烈な個性を併せ持ち、その個性が愛されるものであるのです。

天使のようでもあり、小悪魔的でもあります。

トリフォノフのような音は世界にちゃんと存在していて、その音を自分も追い求めて行こう。

そう勇気付けられた『羊と鋼の森』でした。

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