月別アーカイブ: 2020年5月

絶対音感

絶対音感

すごい言葉ですね。

音感が絶対なんです。

絶対王者とか絶対王政みたいな他者を圧倒するような語感があります。

絶対音感とは聞いた音を音名でいい当てる能力のことです。

高度な絶対音感の持ち主は神様から選ばれし一握りの人間。

透視能力並みの特殊能力のように語られることもあります。

私が初めて「この人は絶対音感の持ち主だ!」と確信したのは、ボサノバ歌手の小野リサさんです。

自分でも意外でした。

水戸の千波湖で小野リサさんの野外コンサートを聞いたときのことでした。

柔らかいギターの調べにのってささやくように歌う小野リサさの歌声を聞いたときに、

絶対音感

という言葉が頭に浮かんだのです。

音は空気を振動して伝わるのですが、ギターと歌の振動がピッタリと合っていたのです。

小野リサさんに抱えられたギターと歌声が柔らかいハーモニーを生み出していました。

絶対音感は決して特別なものではなく、こんなにも自然なものなのだと知りました。

聴音・新曲視唱など音感を養うための専門的なトレーニングはいくつかあります。

ピアノの音をポン♪と弾き音名を答えるのも、ゲーム感覚で楽しいものです。

音あても悪くありませんが、せっかくだから音楽的なレッスンがしたいです。

音と仲良くし楽しむこと、具体的には歌をうたうことでしょうか、音感を良くするにはこれが1番の方法だと思っています。

正確な音程で歌って心地よさを体験することはとても大切です。

シンコペーション3

ショパンの練習曲作品25−4です。

入りからしてアウフタクト。

弾く前にもう自分の中で音楽を始めておきます。

イ短調の暗いけれどどこか明解な感じ、だけれどもシンコペーションの不安定さと性急さが音楽を駆りたてます。

右手は最初から最後までシンコペーション。

楽節の終わりにもリタルダンドなど一切無し。

31小節目にpoco riten.、62小節目にrall. があるだけです。

同じリズムが続きますが転調するたびに表情は変わります。

左手はずっと8分音符なのですが、バスは表拍、和音は右手のシンコペーションに合わせる裏拍、と違いを意識します。

この曲は上級者レベルですが、挑戦する価値はあると思います。

私は音楽的能力がごく平均値の人間で、練習無くしてリズム感も向上することはありません。

シンコペーションが特徴的な曲を弾くことでリズム感が養われ、ゆったりした曲を弾くときにも自然な流れを作り出す助けにしています。

ところで、画像の楽譜はパデレフスキ版のものなのですが、紙質がザラザラしていて黄ばみも目立ちます。

当時のポーランドの経済状況が伺えます。

シンコペーション2

バッハのインベンション6番です。

対位法の曲ですのでシンコペーションのモチーフが右手・左手とかわるがわる出てきます。

このシンコペーションは弾むようなものではなく、表拍と表拍の隙間を裏拍が埋めていくようなイメージで私は弾きます。

4小節目の刺繍音がモチーフを軽やかにリズミカルに締めくくります。

なめらかに弾くのも良し、ところどころノンレガートにしても良し。

バッハの時代にもこんなに洒落たリズムがあったのですね。

というよりも、現代曲よりももっともっと独創的です。

シンコペーション

ツェルニー30番練習曲の24番です。

右手が8分音符のシンコペーションになっています。

全てが裏。

私は左手を先行させ(拍の頭にきちんと乗せます)右手が後からついていくように弾きます。

そうするとレガートに弾くことができます。

途中から同じメロディーがスタッカートで出てきます。

ここでは16分音符を基準にリズムを取り左右交互に打つようなイメージで弾きます。

この練習曲はリズム感を養うにはもってこいの教材です。

前半は両手同じ音なのですが、和音を感じながら弾くと音楽的になります。

練習曲ですがとても楽しい曲なのです。

昨日の続きです。

down beat 表拍

up beat 裏拍

この二つは言葉通り表裏一体。

絶え間なく続く拍が律動を生み出します。

例えばブルグミュラーのアラベスク。

4分の2拍子にのって軽快なリズムを一定のテンポで弾くために私が重要だと思うのは、

冒頭のメロディー ♪〜ラシドシラ・ラシドレミ・〜♪の

・の部分です。

ここを感じて弾くと、右手と左手がきっちりと合います。

リズム打ちというと、拍子を叩くか楽譜の音符を叩くことがほとんどですが、たまに裏拍を叩かせたり休符だけを叩かせたりすると、効果大です。

裏で踊れ

あるクラシックバレエのセミナーを見学したときのことです。

そのセミナーの講師はヨーロッパのバレエ学校で教える一流指導者でした。

眠りの森の美女のオーロラ姫のバリエーションだったのですが、

その先生が

” Dance on back beats.”

「裏(拍)で踊りなさい」と言ったのです。

バレエでは拍の頭にアクセントをつけるステップと、拍の頭では待つあるいは力を抜くステップがあることは、私が通う趣味バレエの教室でも教えられます。

なるほど、あちらのダンサーたちの優雅だけれどリズミカルな踊りはここからくるのね!

裏で踊れ。

そう、ピアノにもこう置きかえたいです。

裏で歌え。

カキツバタ

近所の公園にカキツバタがきれいに咲いていました。

もしかしたらアヤメ?

本当にカキツバタなのか自信がないのですが・・・。

このお花を見ると、尾形光琳の燕子花図屏風を思い出します。

10301_2_1

(根津美術館のHPからお借りしました)

この絵、なんだか楽譜に見えるのです。

右斜め上にカキツバタが並んでいる様子にリズムを感じます。

私の下手な写真ではわからないと思うのですが、公園のカキツバタも実に絶妙な間隔で咲いているんです。

自然のリズム、目で感じるリズム、いろいろなリズムが存在するのですね。

古墳

肥料を買いに、グランステージ○新に行ってきました。

○新に行くと、ついつい吸い寄せられてしまうのが、こちら。

DSCN1938

ガーデンセンター近くにある『天満宮』です。

○新に行くと、駐車場の中にある不自然な緑地が気になっていました。

ある時、生徒さんと古墳のことが話題になったことがあり、つくば市内にある古墳のことを調べていたところ、偶然こちらの天満宮の記載にたどり着いたのです。

そう、なんとこの天満宮は古墳なのです。

古墳というと思い浮かべるのは、仁徳天皇陵(現在は大山陵古墳と呼ばれています)のような巨大な前方後円墳だと思います。

そのイメージからすると、これが古墳?と首をひねってしまいそうなのですが、れっきとした古墳だそうです。

○新からは筑波山が綺麗にのぞめます。

きっと理由があってここに古墳が建てられたのでしょう。

こんな身近な場所に古代の日本を感じることができる場所があるのですね。

不思議な音の国・作曲

ロシア奏法の基礎が学べるピアノ教本『不思議な音の国』では、ところどころに作曲の課題があります。

私はこの課題が大好き♪

生徒さんたち、こちらが感心するようなメロディーを考えてくれます。

昨日の生徒さんは「スキー」を題材にして作曲してくれました。

もちろん簡単な単旋律ではありますが、それでも良く工夫されています。

上手い下手は関係ありません。

曲を作り出すことに意味がある。

と思ってレッスンするのですが、私の予想とは裏腹にどの生徒さんもちゃんとした音楽を作ってくれます。

子どもたちの創造性を伸ばしてあげたい。

今、キーボードハーモニーを復習しています。

その場で自在に調性と和音を操りたいという野望を持っています。

悲しいかな私には凡庸な能力しかないのですが、それでも少しでもクリエイティブな人間になれるように学び続けます。

レモンの花

ぐいぐいと気温が上がった昨日、レモンの花が一輪咲きました。

そして、今日は更に数輪開花しました。

DSCN1936

柑橘類独特の甘い香りがします。

中心のめしべはすでにレモンの赤ちゃんのようです。

さあ、実をつけてくれるでしょうか!?

私はレモンが大好きで、毎日いただいています。

ジュースにしたり、レモンティーにしたり、サラダにかけたり。

お料理にも使います。

私は好んでカレーに入れています。

市販のカレールーのかわりに、スパイス・ヨーグルト・レモンで好きな具材を煮込むと、とても爽やかなカレーになります。

とろみはありませんのでスープ風です。

あめ色に炒めた玉ねぎをたくさん入れるとインド風になり、ヨーグルトをココナツミルクにするとタイ風のカレーに仕上がります。

お子さまのお口には合いません。笑。

大人のカレーです。